和歌山市梶取交差点の近くにあります、個別指導Wam河北校の豊田です。ここ最近は朝晩は涼しくなってきました。本格的に秋が近づいてきています。秋といえば「~の秋」というように色々なことがしやすくなります。私個人としては「スポーツの秋」ということで、運動不足からくる筋肉の衰えをくいとめる為、休日はなるべくトレーニングをするようにしています。ただ塾生には、どちらかといえば「読書の秋」を勧めます。毎年思うことですが、読書離れの子が増えてきています。特に小中学生の指導をしていると「国語力」が低い子が多くなってきているのを感じます。国語力はなかなか一朝一夕にはつきませんが、「国語力」や「計算力」など「力」がつくものは「筋力」と同じで、最初はつけるのに時間がかかります。ですが一旦つけばなかなか落ちません。私みたいにあまりにも運動不足の場合は「筋力」は落ちますが(笑)。
極端な言い方になりますが、国語力がある程度つけば、定期テストでもさほど国語の勉強をしなくても点数はとれます。そうすると他の科目に手をまわせます。ですが、国語が苦手な子は総じて本を読みません。すぐに結果が出ないものを面倒くさがるのは今の子の特徴です。ただ本を読んだからといってすぐに国語力はつきませんが、間違いなく「語彙力」はつきます。特に私立の受験の場合(中高含む)、この語彙力があるかないかで明暗がわかれますし、学校で習った文章は絶対に出ません。ということは初見でどれだけ内容を理解し、設問の意図を汲み取って、適切な言葉と文で書くかがとても大事です。これも極端に言えばそれさえできれば国語は怖くない科目です。私が授業する場合は必ず問題文を「声に出して読ませる」のですが、いざ読ませると、漢字の読み方はめちゃくちゃ、わからない言葉は変なところで区切ったりしています。一番怖いのは「そういうもんだ」と思いながら進んでいる子が多いのと、わからない言葉があってもスルーしていることです。そういう子には「読書」をすすめますが、これは保護者の方の協力がないと難しいのも事実です。ただ今後教室にも学年別に読んだほうがよい本を置いていきたいと考えています。
長くなりましたが、スマホやゲームで人生が変わることはあまりないですが、なにかのきっかけで読んだ本は人生を変える力があります。それは若いときにできるだけ読むべきです。
真の学問は筆記できるものではない。真の学問は行と行の間にある~新渡戸稲造~
それでは。
個別指導Wam河北校
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