教室ブログ
以前、「僕は息子に勉強を教えません」というのが結構反響がありまして
今回は少しだけその経緯をお話できたらと思います。
よくブログでも登場する厳しい私の母親ですが
勉強を教えてもらったことはありません。
というか教えられなかったというほうが正確かもしれません。
両親の最終学歴は高卒です。父は工業高校を出て家業の工業所を兄弟とともに継ぎました。
母親は商業高校を出て、普通の企業に就職して結婚して飯塚家に嫁ぎました。
あんまり話しませんが高卒で苦労した部分もあるんでしょう。
「必ず大学には行きなさい」というのが母親の命令でした。
勉強で分からないことがあっても一切、教えてくれませんでした。
学校の宿題がわからなくてできなくなって
やれといわれるのにできないからけんかして
「わかんないなら塾にいけ！」
といって塾に入ったのが小６です。
僕が大学で一人暮らしを始めるときに意地悪で何で勉強教えてくれなかったのか聞いたときに
「だって私の仕事じゃないもん。母親はうまい飯つくったり、部屋きれいにしたり環境を整えるのが仕事で。
父親は外で家に必要な金を稼いでくるのが仕事。勉強は管轄外だし専門外」
唖然としていると
「おかげでちゃんと自分で考えて、自立して出て行くやついるんだから私は間違ってなかった」
確かに何かが欲しいとかやりたいっていったときには大抵なことは叶えてくれたなと。
今では後は好きにやらせてもらうといわんばかりに、外に働きに出て、月１ぐらいで旅行する生活。
我が母ながらかっこいい。
逆に父親は何も変わらず、ただ一生懸命黙々と働く。
これもこれでかっこいい。
そんな思いがありつつ、実際は…。
「この三連休も遊びまくってぜんぜん勉強してない」と朝から嫁さんに聞かされ
逃げるように校舎にやってきたのでした。
やらないのはいけませんけど、どれぐらいわかってないかはなかなかわかりませんよね。
実はこそっとテストはチェックしてますから。本気でやばくなったら息子と話そうかと思ってます。
勉強をしなさいとはいいます。でもその手がわからなくてとまるようなら。
ぜひ相談してください。
それが僕の「仕事」ですから。
一生懸命やらせていただきます。
