こんにちは。個別指導Wam 小宮町校です。
今日,小宮小学校は2学期の始業式。夏期講習は明後日まで続きますが,近隣の小中学校がすべて再開したので,今日からは〈12時開校・16時40分授業開始〉の通常モードに戻りました。
昨夕,当教室OGの高校生が訪ねてきてくれました。勉強の話,部活の話,家庭の話など,とりとめなくしゃべっていましたが,その中で,進路の話になりました。
大学では何を勉強したいの? と問うと,「英語です」と答えます。
中学生のころから英語の得意な生徒でした。高校でも外国人の講師と英語でやりとりをして先輩に驚かれた,ということも話していました。
だから,英語を勉強したいというのも決してわからない話ではありません。
でも,そんな彼女に私はこう言いました。
「英語を勉強するだけなら,どこの大学に行ったってできるよ。英語で何をしたいと考えてるの?」
虚を突かれたような彼女に,なおも私は言いました。
「英語ができるってことに大した意味はないんだよ。英語を使って何ができるのかってことが大事なんだよ」
グローバリゼーションが進行し,世界の共通語として英語が使われる機会が増えています。だから,英語ができるようにならなければいけない。それはその通りだと思います。
ただ,英語を学ぶことは手段であって目的ではありません。コミュニケーションの「道具」である英語を身につけて,その上でどんな仕事をするのか。そのために大学で何を学ぶのか。それを考えていかなければならないのです。
私の話に納得した彼女は「いろいろ考えて,調べてみます」と言って,帰っていきました。
彼女のことですから,自分が本当にやりたいことを真剣に考え,そこへ至る道を見つけてくるに違いありません。
そして,グローバル社会で活躍する有為な人物となることでしょう。
なぜだか少しまぶしく感じられた,そんな夏の終わりの日でした。