教室ブログ

2018.08.06

生涯学習について

こんにちは

個別指導Wam曽野木校の小島です。

 

皆様、生涯学習という言葉を聞いたことはありますか。

 

生涯学習とは、人間が生涯を通じて学習していくことです。

ここでいう学習とは、理科や国語等の学校で習うような勉強だけではなく、スポーツや会社などで行われる学習なども含んでいて、かなり幅広い学習を指しています。

この生涯学習するための環境が整った社会を、生涯学習社会と言います。

 

文部科学省のHP(http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpab200601/002/001/003.htm)を見ると、生涯学習社会を推進していくべき3つの理由が書かれています。

1つ目は、社会・経済の変化などに対応するため、絶えず新しい知識や技術の習得が必要だから(そういった物を習得しやすい社会を作る)

2つ目は、心の豊かさや生きがいのための学習需要が増大しているため

3つ目は、学習の成果を適切に評価することで、学歴社会の弊害の是正を行うため

 

この3つの理由を見てみると、1つ目と3つ目に比べて2つ目はかなり感覚的というか、一見して役に立たなそうな理由です。

ですが、この2つ目の生涯学習社会を作る理由(ひいては学習する理由)は、とても重要だと私は思っています。

 

私は元々大学で理科の物理を学んでいたのですが、いろいろなことを聞いたり調べたりする中で、様々な不思議や神秘的なもの(ちょっと大げさすぎるか)に触れてきました。

そんなものの一例を挙げてみましょう。

・中学2年生で習う、電流磁界の振る舞い・電磁誘導の法則などの電磁気現象が、マクスウェルの方程式というたった4本の式(突き詰めるとたった1本の式!)で表せること

マンデルブロ集合が描く美しい模様

・原子や分子、そして、それよりもさらに小さい世界で起きている、超伝導トンネル効果などの不可思議な現象の数々と、それらを数式で表せるということ

 

こういったものに触れて驚きや憧憬を感じたとき、素晴らしいものに出会えたとか、この世界を形作っている法則をもっと知りたいとか、そういう感情が生まれてきました。

それが心の豊かさや生きがいと呼ばれるものなんだろうか、と今しみじみ思っています。

 

心の豊かさや生きがいは、生きていくうえでの心の支えや、物事を成し遂げるための原動力になってくれます。

また、分からないことが分かったときは、自分に自信が持てます。

そういった物を獲得できる学習という活動は、やはり生涯を通じて行う価値のあるものではないかなあ、と思います。

 

何かを学んだり習得したりするのに、遅すぎるということはありません。

思い立ったが吉日という言葉もあります。

ぜひ、この文章を読んだ今から、興味ある事柄に取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

さて、何故急に生涯学習の話をしたのかといえば、現在夏期講習中で、

子供たちが必死に勉強している姿を見て、私もまた勉強をしたくなったからです。

分からなかったことを理解する喜びを、また感じてみたくなりました。

 

大学時代に挫折した一般相対性理論。

もう一度始めてみようかと思い、本を買いました。

 

 

全部理解するのに何年かかることやら...

(それも生きがいになるのかなあ)

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