こんにちは。Wam西浜校です。夏休みが始まりました。この一週間、日中は太陽の自己アピール激しく、暑い日が続きまし
たね。夏バテはされてないでしょうか?今日、とある国語の授業で「再読の大切さ」を説いた作品がありました。その本を一
度読んだだけで、その本の伝える「要点」や「大切」なことが分かるか?もしくは、分かった様になっていないか?という疑
問が生まれました。悲しいかな、人間は忘れてしまう生き物ですから、一度見聞きしただけでは、何のこっちゃよく分からな
かった事が普通にあると思います。それは本に限らず、ドラマ・映画の映像作品等、様々だと思います。
エッセイストの長田弘さんの「再読は忘れる事との闘い方でもあれば、必要な言葉を自分に引き寄せる」とのフレーズがそこ
に在りました。期間を置く形でもいいですから、その当時「良かった」思えた本を読んでみると、改めて「その本はやっぱり
いい。」と思える気持ちと同時に、自らがこの本から学べた事や取り入れられた言葉や表現を自分の物に出来るという事か、
と思えました。数年前、「マッサン」と言うドラマの主題歌「麦の唄」(本ではなく詩ですが)を紅白歌合戦のステージで歌
う中島みゆきさんを主演の二人が手を繋ぎながら見つめているシーンがありました。4年前に聴くのと、そのシーンを見てか
ら今聴くのとでは、全然感情の起伏が個人的に違うんです。何度も読み・聴きしていると、自分なりの解釈想像が出来(思い
込みかもしれませんが・・・)、あとから補足的に後日談の様な場面が「ああ、そういう事だったのか。」と繋がって来るん
です。「自分の生まれ故郷を捨ててまで、愛した人の生まれ故郷で生きて死ぬ覚悟はどれほどの物か?」ただの活字の羅列に
対してですが・・・。再読(反復)の大切さは、どの教科にでも言える事だと思います。夏休み、まだまだ先は長いです。体
調に気を付けて、出来れば計画的な学びの夏を送って下さい。