こんにちは。Wam西浜校です。梅雨が明け、いよいよ夏本番です。明日は、猛暑日の予報が出ています。汗をかくことが多
くなります。体力状態は万全でしょうか?「汗」の関連で、「塩」について学ぶ機会が2つありました。一つは古文の「土佐
物語」からでした。皆さんからすれば、筆者の紀貫之が女性のふりをして書いた日記として有名かと思います。「戯る(あざ
る)」と言う言葉があります。ふざけるという意味がありますが、もう一つ、腐ると言う意味の「あざる」とかけています。
本文では、任国での任期を終えた者が、2日間に渡る送別会の末、仲間と一緒に、海辺でどんちゃん騒ぎの酩酊状態の失態を
犯す顛末が描かれています。「(食べ物が)腐る筈のない(塩(潮)が効いている)所(海辺)で、何腐った事(他の人の迷
惑になる事)をしてんねん」と皮肉を表現しています。ここで学んだことは、迷惑行為もそうなのですが、食べ物を長持ちさ
せるために塩漬けにする事でした(作中では暗示的にですが・・・)。面白いことにその後、英語の教科書本文をこの度訳さ
せてもらった所が、「塩の歴史」についてでした。塩の「価値」「重要性」「普遍性」について、各国の歴史を交えて述べら
れていました。塩化ナトリウムとしての塩分が不足すると、人の健康状態に支障をきたす。宗教的には悪霊を祓ったり、わが
身を清めたりする為に使われている地域がある。かつてはお金として扱われていた、など・・・がありますが、「土佐物語」
でリンクする「塩漬け」が出ていたのですね。教科を超えて同じテーマで同じ内容で繋がっていると少し、単純に「面白い」
と思えたりします。「塩」一つで、これだけのお話が広がり、教科を超えて繋がっていたりするのですから。そして、私た
ち「ヒト」にも、普遍的に(特に夏場は)必要不可欠ですね。塩って、すごいですね。体(資本)が十分でなければ、元も子
もないですから、塩分摂取を初め、熱中症対策を万全に行って、夏を乗り切っていきましょう!!自身のしたい事、するべき
ことを、悔いを残さず頑張って下さい。体調に気を付けて下さい。