こんにちわ。
勝利はうれしいもの。観ている者でさえ感動し、頑張った選手を誇りに感じる。
サッカーワールドカップ 日本対ポーランド戦については、様々な意見があると思います。
「もし」という言葉は使うべきでないかもしれませんが、10分近く淡々とボール回しを続け、日本が試合終了になった後。「もし」セネガルが残り1分のアディショナルタイムで1点を取ったなら。
もしそうなっていたら、日本チームの選手たちは何を思ったでしょうか。
「あの10分で、トコトン攻撃していれば」「そのために4年間の苦しい時間をすごしてきたのだ」
夢の舞台で死力を尽くした選手たちは、敗戦は悔しいだろうけれど、後悔はないのでは。
それを、淡々とボールを回し、敗戦し、その後のセネガルの熱狂と歓喜を横目に「どうしてこんなことになったのか」と、やりきれない気持ちになったのでは。そう考えると、選手たちが気の毒で仕方なくなります。
だいぶ以前、甲子園で、評判の強打者君に4連続敬遠を命じられ、苦しんだエース君。彼の心は壊れなかったのかな。真っ向勝負でホームランを打たれてしまったらイケナイのでしょうね。チームが負けるから。でも、大学では「チームのため」に相手選手にケガをさせた行為が社会問題になったばかり。
チームの勝利のため、目的を達するためには我慢も必要な時があります。ただ、試合の主人公は選手です。選手が輝けなかったら、結果は「残念」のものになってしまう。たとえ勝ったとしても。
日本選手が、アジアで唯一の決勝トーナメント進出を決めた偉業。世界の人を驚かせた日本の快進撃。それが今度ベルギー戦でピッチに立った時、世界の人に心から応援してもらえるか。ブーイングの一つでも出たら選手が気の毒過ぎます。
「勝っても負けても自分たちのやり遂げたことを誇りに思えること」
選手にそう思ってもらえる試合を期待しています。