こんにちは。個別指導Wam東京神奈川です。
月夜のカニ2
以前のブログで「月夜の蟹」と題して書きなした。(☆ーの下)
4月の末、それはオソロシイほどの月明かりの夜でした。田んぼのあぜ道を歩いていると、街灯など一つもないのに、道端の小石さえくっきりと浮かび上がって見えました。自分の影さえ。
翌日、太平洋の海岸に行き、タイドプールをのぞくと、たくさんの蟹の甲羅が。「昨夜は月夜だったからかな」そんなことが頭をよぎりました。近くで小さな男の子が「おかあさん、カニ、見っけ。でも、食べられちゃってる。中身がないもん」と言っているのが聞こえてきました。
大丈夫!月夜のカニは、しっかり生きているはずだから。
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こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。
月夜の蟹
波打ち際で波間に漂うモノを見ていました。貝、ヤドカリ、海藻、蟹。ゆらゆらと小さなエイが。動きがおかしいので棒でつついてみると(しっぽのとげには毒があるので素手では触れません)、残念、もう死んでしまっていました。
脱皮したカニの甲羅を見つけました。甲殻類は成長すると甲羅を脱ぎ捨て、一回り大きい甲羅で成長するとか。
脱皮したばかりのカニは、甲羅は大きいのに、中身はまだ小さい。だぶだぶの制服を着た1年生みたい。
月夜の晩に、カニたちは古い甲羅を脱ぎ捨てるそうで、だから人間たちはそんなカニを「月夜の蟹は見かけは大きいのに中身が少ない」と少々小バカにした言い方をします。
いいではないですか。これからしっかり成長するんですから。食べる側の人間に身が少ないのどうのって言われたくないよ。(カニの言い分)
「月夜の蟹」 美しい月を見ながら、「もっともっと成長するぞ!」と意気高く進んでいく。私も「月夜の蟹」でありたいです。