教室ブログ

2018.05.01

月夜のカニ2

こんにちは。個別指導Wam東京神奈川です。

 

月夜のカニ2

 

以前のブログで「月夜の蟹」と題して書きなした。(☆ーの下)

 

4月の末、それはオソロシイほどの月明かりの夜でした。田んぼのあぜ道を歩いていると、街灯など一つもないのに、道端の小石さえくっきりと浮かび上がって見えました。自分の影さえ。

 

翌日、太平洋の海岸に行き、タイドプールをのぞくと、たくさんの蟹の甲羅が。「昨夜は月夜だったからかな」そんなことが頭をよぎりました。近くで小さな男の子が「おかあさん、カニ、見っけ。でも、食べられちゃってる。中身がないもん」と言っているのが聞こえてきました。

 

大丈夫!月夜のカニは、しっかり生きているはずだから。

 

 

 

☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆

こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。

月夜の蟹

波打ち際で波間に漂うモノを見ていました。貝、ヤドカリ、海藻、蟹。ゆらゆらと小さなエイが。動きがおかしいので棒でつついてみると(しっぽのとげには毒があるので素手では触れません)、残念、もう死んでしまっていました。

脱皮したカニの甲羅を見つけました。甲殻類は成長すると甲羅を脱ぎ捨て、一回り大きい甲羅で成長するとか。

脱皮したばかりのカニは、甲羅は大きいのに、中身はまだ小さい。だぶだぶの制服を着た1年生みたい。

月夜の晩に、カニたちは古い甲羅を脱ぎ捨てるそうで、だから人間たちはそんなカニを「月夜の蟹は見かけは大きいのに中身が少ない」と少々小バカにした言い方をします。

いいではないですか。これからしっかり成長するんですから。食べる側の人間に身が少ないのどうのって言われたくないよ。(カニの言い分)

「月夜の蟹」 美しい月を見ながら、「もっともっと成長するぞ!」と意気高く進んでいく。私も「月夜の蟹」でありたいです。

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