教室ブログ

2017.11.04

疑問

こんばんは、Wam六十谷校の川口です。

11月に入り、昼夜の気温差が大きくなってきました。風邪が流行っているようですが、みなさんはうがい・手洗いは忘れずに行っているでしょうか。

 

わたしもそうでしたが、学校で習ったことの中で疑問が出てくることはよくあると思います。また、教科書の内容や問題集はひたすら覚えた上で知識となりますが、それを覚えた時と違う角度から聞かれた時に、記憶から取り出せなくなることがあります。一定のパターンを経験することで、知識の取り出し方を知識としてさらに覚えることもあると思います。重ねることでテストや入試対策としては固まってきますが、今後の人生と精神的安寧も考えて、疑問は時間がかかっても質問して、理解できたことを書き残したり、調べてみて分かったことを記録することで、忘れたら見直すこともできて良いと思います。

 

疑問を突き詰める視点で見ると、自分の知識の限界にすぐに突き当たります。例えば、なぜ金属が酸に溶けるのか。だいたいの金属が酸に溶けると認識していても、アルカリに溶けるアルミなどの金属もあります。両性金属としていくつかを語呂で暗記しても、その違いは何なのか、自分の中で納得できるように知っておきたいものだと思います。単純な疑問で、なぜ空は青く、雲は白いのか、海は青いのか、など微粒子と光の散乱を相手に応じて伝えるのは大人でも難解ですが、普段から自分の理解の最前線はどこなのか分かっておくことで、それを拡げる努力が楽しみへと変わります。

 

学習では同一視を楽しいと感じるように思います。既に誰かが通った道でも自分で見つけることで、初めて発見した気分になれます。似ている、同じだという感覚は喜びに直結していますし、見抜くことで構造的な同一視が可能です。これはどの科目でも共通していますし、教科書や問題集もそれを狙って作られていると感じます。しかし、それが見えない時でも見える相手から誘導することで、自らで発見することが可能になります。その楽しさを知ってもらうために、生徒さんたちに一つでも多く伝えていきたいと思います。

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