こんにちは、Wam六十谷校の川口です。
10月に入りました。昨日は近隣の小学校の運動会を見に行ったところ、ちょうど綱引きをしており、均衡した実力差でどちらが勝つのか手に汗を握って見ていました。
文系の自分のイメージとしては、綱引きは腰を落として引くことが最も有効だとなんとなく思っていましたが、勝った方のチームで足を伸ばして綱を引いている方がいましたので綱引きに勝つ方法を調べてみました。
綱引きは摩擦力の大きさを競う競技です。摩擦力を高めるため体重が重い人を集めるのはもちろんですが、人間の体をてこと考えると足が支点、重心が力点、手が作用点となるため、しゃがまずに足を伸ばすことで有利になるようです。また、タオルなどで手に滑り止めを施すことも効果的です。
よく摩擦力が小さくなって引きずられてしまう人を見ますが、一人の力が失われることで、1秒で5cm以上の加速度が生じるので数秒で形勢を逆転するほどの力になります。
また、大勢の人数で行う競技なので、無意識に手を抜いてしまうリンゲルマン効果との戦いにもなります。そう考えると多少の人数の差異は覆せるような気もします。
確率もそうですが、人間の感覚に反するものは多いと思います。
誕生日のパラドックスは有名で、23人のクラスだと同じ誕生日の二人組みがいる確率は50%以上になり、40人のクラスだと9割に近くなります。鳩の巣原理と呼ばれるディリクレが記述した論法について、はまた書きたいと思います。
運動会の華である組体操も見ることができ、多くの生徒さんの教室以外での姿を見ることができて良い日でした。