こんにちは、Wam六十谷校の川口です。
中学生は早くも今日が始業式で、初日から授業だった学校もあったようです。夏休みは部活で忙しくて休めた気がしないという方や、遊びすぎてしまったという方もいるかもしれませんが、スタートは皆同じです。夏休みに予習、復習をしっかり済ませた方は気を抜かずにその習慣を継続しましょう。夏休みにあまり勉強の習慣を作れなかった方は今からでも新たに習慣を作っていきましょう。今は暗闇の中で模索している状態でも、まずは次のテストの目標を決めて、その光に向かって努力することでやる気も出てくるはずです。
人は暗闇の中だと明るい光に向かおうとしますが、植物も同じで光に向かって茎や幹を伸ばします。様々な色で比べた場合、どの色のほうに引かれるか実験してみると、青い光の方に反応して伸びていきます。青は心理的にも落ち着きを与える色なので、活動的な動物とは対照的に、根を張って落ち着いて成長する植物は青を好むという事実がとてもしっくりきます。実際は、植物が持つ青色光受容体タンパク質の一種であるフォトトロピンがその光屈性を生み出しているようです。色が人に与える影響は大きく、テキストを見ている生徒さんが稀に「この本の色は理科なのに黄色は合っていない」とか、「社会なのに緑はおかしい」と言うことがあります。クオリアがホルモンに関係しているとは聞かないですが、環境より生得的なものに感じられる色への嗜好性は脳や感覚器よりももっと恒常的な生物の生存本能に刻まれているような気がします。毎日の勉強の暗記にも色をイメージとして意識し、つけてみると覚えやすいです。自分たちが持っている本能的な機能をうまく利用して学習に使えればと思いました。