教室ブログ

2017.06.12

その107

こんばんは。河西貴志高等部からです。

 

以前ブログにも書いたことはあるのですが、志望大学の過去問は紐解いたことはあるでしょうか。相手の情報を知らずに勝負をするのは愚かですし、そもそも目標を立てることもできませんから、何らかの形で目を通しておくようにしたいところです。

 

大学入試は、科目は勿論のこと、学校によって出題分野や形式が大いに異なります。例えば私立大学はマーク式が大半ですが、国公立大学の2次試験は記述試験がメインとなります。マーク式ではセンター試験より(ずっと)やさしい入試問題を課す大学が近年増えていますが、下手な記述試験よりも手強いマーク試験を課す私立大学も一部残っています。記述試験となるとそれこそ千差万別であり、一般的には難関大学ほど二次試験の配点が高く、問題も難しくて特色があります。

 

国私立ともに、どこの大学も独特の問題傾向や特色があり、それは偏差値では推し量ることができません。今くらいの時期ですと、なかなか実際には歯が立たない高3生も多いと思います。それでも、じっくりと問題を眺めてみて、その雰囲気を味わっておくだけでも収穫はあるかと思います。

 

過去問はたいていの大学は、教学社から出版されており、全国で500を超える大学を網羅しているようです。具体的な配点や近年の倍率などの詳細も記載されていますから、それらも正確に把握しておくことです。いたずらにテクニックに走っていないのが、教学社の赤本の売りなのですが、英語の解答で和訳が省略されていたり、数学でも簡易な解答で終わっていたりするケースがあるのは唯一の難点です。

 

秋以降に本格的に赤本に取り組む際は、やはり個別で対応してもらうことが必要であり、浮き彫りになった弱点や間違えた部分は、念入りに見直して早急に修正しておくことが大事でしょう。

 

本日は以上です。

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