ちょっと自慢させていただいてもいいですか。
と申しますのも、先の五月に中間テストが実施されましたじゃないですか。その結果を集計したところ、当校の生徒の成績アップ率が尋常じゃなかったんですよ。これは彼らを褒めてあげたいと同時に、僕ら教室側としてもぜひ自慢させていただきたいなぁと思いまして、その結果と取り組みを紹介させていただきます。
今回取り上げるのは、中学三年生の生徒達(中学2年の三学期以前から当校に在籍していた14名)です。
まず庄内校では、中2の冬の段階で下記のような「中学3年生の学習計画表」をお渡し、説明し、これに則って学習を進めていきます。
これはざっくり紹介しますと、入試から逆算で時期ごとにすべきことを導き、整理した上で、その時々に学校で学ぶ内容を主要テーマとしながら、その単元に関連する復習事項(例えば二次関数に取り組む中3の二学期では、その時期を見越して中1の反/比例、中2の一次関数)を絡めて学習していくというのが基本的なコンセプトとなっています。
今回の中3生たちは、まず中2の学年末テストとその内容の学習が終了したと同時に、ですから早い生徒では二月終わりごろからこの中3学習計画に沿った勉強を開始しました。そして続く春期講習会では、全てのご家庭にご参加いただいたことで、そもそも復習的意味合いが強い英語のLesson1や比較的安易な単元である数学の展開・因数分解などに向けた学習にきちんと取り組む事ができ、そのままの流れでGWや修学旅行をはさんだ今回の中間テスト期間を、学習的な余裕を持って過ごすことができました。
そのうち3分の1程度の生徒は一学期から国語の授業を英数に加えて受講しており、こちらも学校との歩幅を併せながら、まず一学期に大切である定期テストでの成績向上を実現する為に歩みを進めていきました。
こうして英数国の学習を毎週ベースで続けていれば、テスト前にはいわゆる暗記科目である理科・社会に時間を使えるわけでして、それが僕らの狙いでもありました。もちろんテスト対策授業も実施し、そこではこれまでの過去問なども利用しながら、テストに向けた最終確認を行ないました。
これがその過去問です。
そして迎えた一学期中間テスト。僕らもテスト前から結構手ごたえを感じていましたが、いざとなるとやはり一抹の不安もありました。しかし結果は・・・
なんと、14人中14人全員が前回のテスト(中2学年末)からの点数アップを果たしたのです!
「いやいや、中2の学年末から中3の一学期じゃ比較にならないし、むしろ中3の中間テストの方が簡単じゃないか」
と勉強に詳しい方は思われるかもしれません。むむ。まぁ実際その通りですので、もう少し詳しく見てみましょう。
確かに、豊中六中と七中いずれも上記テストの学年平均点は、詳しい数字は伏せますが、今回の中間テストの方が両校を平均すると50点少々高くなっていました。
しかし!当教室生徒は上記テスト間で、平均73.3点の成績アップを果たしました。つまり、学年平均の伸びを大きく上回る成績アップを果たしたことになります。更には86%もの生徒が学年平均越えを果たしました。
「いやいや、元々成績いい生徒ばっかりだったんじゃないの?」と仰るかもしれません。もちろん彼らは以前から優秀だったと思います。例えば、学校の学年平均点と当教室生徒の平均点とでは、中2学年末テストの時で当校の生徒が31.2点上回っていました。
でも、今回のテストではWam庄内校の生徒の平均点は、学年平均を53.7点上回りました。単純な点数の伸びじゃないですよ?学年平均の推移と比較しての伸びですから、もう認めざるを得ないでしょう?
繰り返しますが、今回は中2のときから在籍していた生徒を取り上げています。この代の多くは小学生や中学の始めのほうから通塾している生徒が多いので、長いスパンで学習をサポートしてきましたから(そしてもちろん、彼ら自身が一生懸命でメリハリを付けられる頑張り屋さんですから)、以前から学校の平均よりも比較的優秀な成績をおさめてくれていました。それでも、今回のテストの出来は本当に素晴らしく、沢山の生徒がニコニコしながら嬉しそうに成績報告(いつもは中々報告したがらないくせに)してくれました!教育者として、これほど嬉しい事はありません。
先に申し上げたとおり、当教室では該当生徒全員が純粋な点数アップを果たしましたが、14人中11人は学年平均との点数差でも点数アップを果たしています(うち二人は学年末でも学年平均より140点以上高い点数を獲得していた生徒です。今回も平均点を120点以上上回っています)。また、前回のテストで学年平均点以下だった生徒6名中4名が学年平均越えを果たしました。
そして何より一番嬉しかったのが、14人中8名もの生徒が自身の定期テスト最高得点を獲得してくれたことです。中3のこの時期に中1の中間テストの点数を上回るって、本当に物凄い成長だと思うんです。純粋な自己ベストではなくとも、中1一学期以来の最高得点という生徒を含めればほとんどの生徒がこれに該当します。
以上をまとめると、このようになります。※5教科、中学2年期末テストと中学3年一学期中間テストを比較
純成績UP率:100%(14人中14人)※中2学年末と中3一学期中間の点数比較
純成績UP平均得点:73.2点
実質成績UP率:79%(14人中11人)※学年平均との得点差の比較により算出
実質成績平均得点:学年平均+53.7点
実質成績平均得点の平均増得点:22.5点 ※学年末学年平均+31.2点→1学期中間学年平均+53.7点
学年平均点越え生徒率:86%(14人中12人)
学年平均点越え生徒数増加率:22% ※64%(14人中9人)→86%
実質成績UP得点分布(学校学年平均点との得点差による成績アップ得点)
・80点以上:1名
・50~59点:2名
・40~49点:1名
・30~39点:2名
・20~29点:1名
・10~19点:3名
・1~9点:1名
・マイナス:3名 ※うち2名は今回のテストで400点越え
これは何も僕達の力で成し遂げられた功績ではありません。全ては生徒一人ひとりの頑張りに起因するし、帰着します。もちろんご家庭のご協力も。結局のところ、テストの結果というのは生徒達の取り組みとその姿勢に大きく依存します。それなしにはどれだけ僕らが色んなプランを用意しても、ご家庭が声を張り上げても、あまり意味はありません。
ただ、この代は僕達が始めて小学校の頃から、つまり、中学生生活を初めから共にしてきた代になります(もちろん全生徒というわけではありませんが)。いわゆる”highs and lows”、良いときも悪いときも共に過ごしてきた中で、この代の生徒達が当教室史上最高とも言える結果を生み出すことができたのは、単なる偶然ではないのかなと僭越ながら感じています。
ただ、これで終わりではありません。というより、やっと始まったばかりです。スタートダッシュには成功しましたが、期末テストは平方根や現在完了形といった新しい範囲に突入していきますし、二学期になると関数や関係代名詞など、より難しい単元を学んでいきます。受験問題は定期テストの比じゃありませんし、それが5教科に渡るわけですから、厳しい道のりが続きます。
それでも、この結果は決して偶然の賜物じゃない。何だかんだと文句をつけたり疑ったりする人もいるかもしれないけど、でも数年間に渡って君達を見てきた僕らにはわかる。君達の確かなる成長が。それは何もテスト結果だけの話でも、勉強の理解度に限った話でもありません。人間的に、一大人として、成長していっているというその実感が、僕達には確かに伝わってくる。
これから受験勉強が本格化していきます。春休みの勉強なんて序の口です。これからもっともっと大変になってくる。今回残念ながら思ったほどの結果を出せなかった生徒や、自分では物足りなかった生徒も必ずいるはずです。それだけじゃない、中間テストは上手くできても、実力テストでは苦戦した生徒もいたでしょう。
また、3年生になってから入塾した生徒もいます。きっと、これから一緒に勉強していくことになる生徒もいるでしょう。
こうして自慢させていただいた全ての理由は、そうした人たちに伝えたいからです。
これから大変な道を歩んでいく君達に。まだ納得できる結果を出せずに苦しんでいる君達に。もっとできるはずだと悔やんでいる君達に。
僕たちは必ず君の助けになれるということを。
絶対に。
数字がそれを物語っていますから。でしょう?
だからまぁ、何かと申しますと、「ぜひ僕らを信じてください」ということなんです。そして話を聞いてください。全力で応援しますから。全力で指導しますから。
そんなわけで、もし塾をお探しの人がいましたら、ぜひWam庄内校までお越しください。塾生の皆は、この調子で僕らを信じて、一緒にがんばって行きましょう。最後まで。