先回の塾の授業で、生徒の「S」さんが、何やらとても嬉しそうでした。「S」さんは、毎回学校での出来事を報告してから塾の授業に入るので、私には、学校の事、クラスの事、先生や友達の様子がよくわかります。
先日学校の授業の時に、計算問題の解き方が解らないお友達が、「S」さんに聞いてきたそうです。塾で学習したばかりの単元だったので、「S」さんは、そのお友達に自信をもって教えてあげました。その結果、問題の答えも正しく、「S]さんもそのお友達も先生に褒められたそうです。
嬉しそうに報告してくれた「S]さんに、私は伝えました。人に勉強を教えてあげるということは、自分への勉強になるということ。また、自分がきちんと理解していないと、決して人には教えられないので、「この単元は、あなたは将来きっと得意になるよ。」と労いました。
「S」さんは、昔も今も学校の授業中は、決して手を挙げないそうです。答えに自信がないからだということです。今回のことが良いきっかけとなって、勉強に対する積極性が出てきたら、大きく成長する生徒になるでしょう。学校の先生も、それに即した教育をしていただけたら嬉しく思います。
今の私の課題は、学校で自信をもって挙手をする「S」さんになってもらうこと。解答の正誤に関わらず、しっかりと意思表示ができる生徒に育っていくように、今後の塾での指導を心掛けたいと思います。それが、私の楽しみでもあります。
今回は以上です。
また読んで下さいね。
松本市 平田東3-29-11 2F
個別指導 Wam平田校
担当: 宮川 誠