「・・・見ることは、注意深くであれ散漫にであれ、見る能力を与えられた個人的主体の行為ではもはやない。見ることはそれの構造的条件の働きであり、見ることは問いの構造の場がそれの対象とそれの問題に対して内在的に反照する関係である。」(L・Althusser)
国公立大学の前期試験が終了し、いまは新高3生や高2生の進路面談が続いています。
今年は河西貴志高等部からは和歌山大学を受験する生徒が目立ちましたが、経済学部で3名、教育学部で1名の合格者が出て少しほっとしているところです。
さて、新学年の権輿となるこの春の面談では、春講習のことは勿論、話すことは色々あり、受験制度も改変されていきますから毎年新しいネタを用意して臨みます。ただ、本当に新しいことを言っているのか自問自答することもしばしばです。(学習塾という)面談の場の中で応答する内容は、あらかじめ決定されているのではないか、考えることも限られた対象に対するこの場での必然的反照にすぎないのではないか、ふとそう思ったりするわけです。
他愛もないことですが、本日はこれだけです。