13日の金曜日が過ぎ、今日はセンター試験でしたが、例年やはりこの時期は冷えますね。センター試験は今後なくなっていくので、将来は「寒波に見舞われるセンター」は過去のものになっていきます。
私が学生の頃は共通1次試験と言っていて、今のようなセンター利用で私学が受験出来るなんてなかった時代でした。
時代は変化していきます。今後は入試制度もそうですが、今までのペースより加速度的に世の中が変わっていくと思います。近い将来、昨今話題となっている人工知能に今までの人間の仕事はどんどん奪われていくのでしょうが、新しい人間の仕事も増えていくのではないかと思います。変化に対応し、果敢にチャレンジする人は、どんな時代になろうとも、新しい事を創造し、人生を楽しんで生きていくと思います。そんな将来の大人達を育てていくのが私達の仕事ではないかと思っています。
それを鑑みて、今直面する問題は、劣等感に包まれた生徒をどう指導していくかです。「どうせ私なんてやっても無理」論に包み込まれた生徒の殻は本当に固かったりしますが、ぶち破ってあげると、「私もやれば出来るんだ」論に変わり、自信に繋がり、チャレンジする勇気を育みます。
苦手に向き合い、苦手を克服することは大事な事なのですが、苦手と向き合うことでストレスを多く感じてしまい、精神面を悪化させる子供達もいます。そこを見極めながら、得意なことをさらに伸ばしてあげる工夫も取り入れ、生徒達と接することも大事なことと痛感することもあります。
でも子供を成長させる一番のポイントは少しでも出来たら褒めてあげることかなと思います。
ご家庭でもし、お子様に、お子様の話しも聞かず、「それやっちゃ駄目でしょ!」「どうして出来ないの!」など、私もかつて自分の子供にやってしまっていたのですが、お子様を否定する言葉を多く掛けている方は、是非、褒める言葉を多く掛けてあげてください。もし褒めることがない場合は、結果がなくとも、少しでも頑張った行動を見たらその行動に対して褒めてあげてほしいと思います。欲をいうと、お子様との他愛のない会話の中でも、「なんでそう思うの?」とか「○○ちゃんはどう思う?」とどんどん投げ掛けてあげてください。お子様の学習意欲が高まるケースもあります。
褒められて、認められると、人間誰でもやはり嬉しいですし、向上心も満タンになっていくように思うのです。
田崎