こんにちは。河西貴志高等部からです。
高3生の皆さんは引き続き勉強はしていると思います。
場合によっては入試も目前に迫り、焦燥感もあるでしょうが、一度夏休み中にやった参考書や問題集を復習しておくのが好ましいと思います。新たな単元をしてみたいとか最新のテキストをやりたいというのは人間の自然の欲望だとは思いますが、さほど時間の経過していない復習は大変効果的ですから、いまここでやっておくべきです。
さて前置きが長くなりました。大学全入時代が到来し、高校生の誰もが大学生になれる時代になったというのは机上の理論でして、多少の皮肉交じりの楽観論です。裏返していえば、一部の難関校以外は、社会から見た場合はこれまでのような価値がなくなってきているのです。高校生にとってはシビアな現実なのですが、単に大学に入学するのではなく、難関校に入学することが暗に要請されているといえるでしょう。
だから、10年以上前はどの生徒も相応に勉強していたのですが、今は一部の生徒は以前と同様に勉強している一方で、それ以外の生徒は以前よりもずっと勉強しなくなってきています。中学生の延長ではないですが、定期テストレベルの勉強で受験をクリアーしようとする高3生を数多く目の当たりにしているわけです。
本日は以上です。