こんにちは。個別指導Wam小宮町校の秋元です。
中間テストが始まりました。
Wamの教室長仲間が参考になるブログを書いてくれていましたので、小宮町校でもアップしました。
「伸長点」という言葉を聞いたことがありますか。
いえいえ、理科の話ではないです。
君たちの成績のことを言うときに使う言葉です。
模擬試験は君たちの実力を測るのに不可欠のアイテムですが、
そこでは偏差値という数字で成績が表されます。
この偏差値の数値が増えれば成績は上昇、
逆に減少すれば成績は下降ということになります。
じゃあ、4月の最初からずっと頑張っている子は
1次関数の直線みたいにずっと右肩上がりで偏差値が上がっているかというと、
実はそうではありません。
模擬試験のようにある程度広い範囲から出題されるテストでは
君たちの努力がそのまま点数に反映しないことがあるのです。
たとえ話で説明します。
君が毎日1個ずつ英単語を覚えるとしましょう。
毎日毎日きちんと覚えていけば、
10日後には10個、1ヵ月後には30個の単語を覚えることになります。
そして、この1ヵ月後に単語テストを受けました。
単語テストの範囲は200個、君はそのうち30個覚えています。
テストは全部で10問。
君は何個答えられたでしょう。そんなに期待できませんよね。
それで、もう1ヶ月頑張りました。君は60個の単語を覚えています。
まだ、テスト範囲の半分にもならない。やっぱり、テストの点は良くないでしょう。
2ヶ月も努力したのにね。
実際に努力の成果がテストの点数に現れてくるのは
200日後、200個全部覚えきったときです。
なぜなら、190個まで覚えても、
テストにはまだ覚えていない10個しか出題されない可能性だってあるんだから。
でも、200個覚えた段階でテストを受ければ絶対満点です。
つまり、準備不足や不運といったマイナス要素がなくなったとき、
成績(偏差値)は突然、飛躍的に伸びます。
ここを「伸長点」と呼びます。
これは急に勉強がわかるようになったからではありません。
積み重ねてきたものが点数に現れるようになっただけです。
ですから、途中で投げ出したり、コロコロとやり方を変える人には
この伸長点は現れません。
受験生の場合、夏にやったこれまでの振り返り学習の内容が定着したとき、
伸長点が現れます。
10月から11月の模試に出てくることが多いです。
だから、ここまで頑張ってきた君、その成果はもうじき数字になって現れる。
あきらめず、気を抜かずに頑張れ。
(田中先生のブログより)
ここから秋元が書きます。
伸長点、そうですね、私は海の底から海面に向かって上がってきているのをイメージしました。深海1万メートルにいても、海面スレスレにいても、どちらも水平な海面には顔を出していません。でも、あと5センチ、1センチ、1ミリで顔が出るところまで来ているかもしれないのです。あきらめてしまえば、また深い深い海の底です。海面に顔を出そうじゃないですか!思い切り美味しい空気を吸い込もうではありませんか。そこから見る景色はどんな色をしているのでしょうね。
頑張る生徒たち(10月3日 21時 写す)