こんにちは。Wam六十谷校の松田です。
今回は、よく知ることについて
物事の良し悪しを決める上で、よく知ることは重要なことです。
例えば、計算問題で、ある方程式を使って答えを出した。答えを出すことができた。しかし、確かめ算のようなもので確かめてみると答えが違っている、ということがあります。
ケアレスミスを無くすために何度もその方程式を使って答えを出しても、多くの他の人が行っても同じ答えになる。でも実際は違っている。
この場合、何が間違いかというと、その使っている方程式、言い換えると自分の基準かもしれません。
自分を疑え、ということが言いたいことではありません。
私の経験から言いますと、わかった、ということがあっても、そのわかった、は何度も新しいものに移り変わっています。
つまり、よく知ることで、使う方程式は変わってくる、であったり、例えば、何に使うかわからなかった無造作におかれた道具が、こんな時に役に立つものだったのか、といった新しいようでずっとあったわけですから、古い発見も多くあります。
私はそういった経験の方が多い方なので、なおのことよくそう思います。
新しい優れた性能には、その良さをとても感じるところではありますが、古いものをひっくり返したような革新の新しいものよりも、古いものを踏襲した新しいもの、の方が個人的には好きですね。その新しいものが、いわゆる古き良きものをすべて網羅していれば別ですが、それはなかなか厳しいと思います。
出発が、古いものからの変革、なのですからね。
話が少し逸れましたが、よく知ることで、それにはこの方程式を使う、あれにはこの方程式を使うといった、識別が備わってはじめて、よく知るということなのかもしれませんね。