こんにちは。個別指導Wam小宮町校の秋元です。
「解の公式」に思う
中3生が数学で必ず暗記しなければならないものがあります。それが「解の公式」です。
これを覚えておけば2次方程式は解けるというスグレモノです。
一生懸命覚えている生徒たちの声を聞きながら、私はふっと想像の世界へ。
「解」とは答えのことです。私たちは毎日の生活の中で、無数の問いかけに答えを出しながら生きています。答えが出せなかったり、出しても正しくなくて困ったり。「解」を求める行為は、何も数学の専売特許ではありません。
そこで思ったのです。人生で、無数の問いかけに、しっかり正解が出せる「解の公式」があったらどうだろうか。
「この服カッコイイけど、自分に合ってるかな」
「あの高校を受けたいけど、本当にそれでいいのかな」
「あこがれの彼(彼女)が本当に自分にとって最高の人だろうか?」
「この仕事をライフワークとして大丈夫か」
そんな様々な問いに、「これに当てはめれば全て正解が出せる」ような公式があったら。
どうでしょうか。人生は楽しいでしょうか。まるでカミのようではないですか。間違えは数学では×ですが、人生では大切な経験にもなるのです。だったら人生におけるカミのような「カイの公式」はいらないのでしょうね。
つまづいたっていいじゃないか。人間だもの。……みつをさんも言っていますから。