People probably think that they can’t see themselves unless they have a mirror. But to be a cripple is to have a mirror constantly under one’s nose. Every hour of the day my entire body was reflected in that mirror. There was no question of forgetting. As a result, what is known in this world as uneasiness could only strike me as child’s play. There could be no uneasiness in my case. ・・・
「鏡を借りなければ自分が見えないと人は思うだろうが、不具というものは、いつも鼻先につきつけられている鏡なのだ。その鏡に、二六時中、俺の全身が映っている。忘却は不可能だ。だから俺には、世間で云われている不安などというものが、児戯に類して見えて仕方がなかった。・・・」(「金閣寺」 三島由紀夫)
こんばんは。河西貴志高等部からです。
ここ最近授業に出ることが多くなりました。今日は少しだけ英語の勉強をしましょう。
冒頭の文章ですが三島由紀夫の金閣寺の英訳となります。言葉が黒々として妖しいですね。
いまの高校生や大学生くらいが読んでも面白いと思います。
それでは英文の中にある名詞句・節の様々をみていきましょうか。
上の英文で、接続詞that、to 不定詞、関係詞what、など名詞句・名詞節を導く語句が黒字で示されています。名詞ということだから当然、文の要素(主語・目的語・補語)になっていますね。
とくに、文の中で what を見つけたら、「what 以下のこと」を1つのまとまりと考えて文の構造を考えるようにしておけばいいでしょう。これは関係代名詞でも疑問詞でも変わりありません。
1、This is (what he says).
2、You must do (what is right).
3、(What Ken bought) is a car.
4、He asked her (what she wanted).
123は関係詞で4は疑問詞whatです。
本日はこれだけです。