こんにちは。Wam西浜校です。
最近朝晩は過ごしやすい雰囲気にになってきましたが、皆さんお元気でしょうか?
夏休みが終わり、間もなく年度の半分が過ぎようとしています。
生活リズムを元に戻していく中で、今も、そしてこれからも、一人ひとり日常的にこなしていく事の他に、
いつ何が起き、やってくるかもわからない出来事もあるのではないでしょうか?
学生時代は学校・授業・部活・宿題・遊びなどがあり、時にはご両親・友人・恋愛などの人間関係もあるでしょう。
その中で、他人(例えばライバル・先生などの)に自分自身の考え方やプライドを否定され、ズタズタにされたり、
恨みがましく悔しい思いをすることもあるでしょうし、逆にそれを乗り越え違う世界や自分を発見し、自分自身に自信を持て
ることもあるでしょう。あなたは、泣き叫んだり、八つ当たりなどをしたくなる、自分自身の感情を抑えながら、
忙しい中でどれだけのことを冷静に受け止めて学ぶことができますか・・・?
「恐ろしいものの形をノートに描いてみなさい、そこに描けないものが君たちを殺すだろう」
中島みゆきさんの「吹雪」という曲の中の一節です。
「恐ろしく描けないもの」とはその姿形も分からず見えないもの・・・「見えない敵」と自分は解釈します。
皆さんにとって「見えない敵」とは何でしょうか?
自分は、特に受験生たちそれぞれにとっての「見えない敵」とは何なのだろうと考えます。
「今の自分なら大丈夫だろう」という根拠のない慢心、「だって忙しいから、この人がああしろっていうから、あの用事が
あって、したいことができないから」といった自己管理を阻む依存心。「どんな問題が出るか分からないからやってもやって
もきりがないんだ」といった、自己強迫観念的な恐怖心。もしくは、現在ではなく、数年経った後「なんでこんな事してるん
だろう、なんで自分はここにいるんだろうと」空虚な心など、偶然人の感情・心に特化したものになってしまいました
が・・・。
中3生にとってのいわば「ラスボス」は志望校の受験問題です。このラスボスは「過去問」という形では過去の実
体は掴めていますが、来年3月の実体は当日になるまで全く掴めず分かりません。これも言うなれば「見えない敵」だと思い
ます。そして、人の心に攻撃をしてくるそれも実体やその形を持ちません。不安を煽り、劣等感を苛み、感情をかき乱してく
るであろう、「見えない敵」にどう立ち向かうべきであるか?
「もしかしたらこんな問題が出るかもしれない」、「友達はテスト勉強してないよー、と言いつつも
実は謙遜して裏ではこっそり頑張っているかもしれない」、「このままだと1月・2月になって責任転嫁しまくっている自分
がいるかもしれない」、「このままだと志望校に落ちるかもしれない」など・・・。
自分が考えるひとまずできることは、抽象的ですが、常に「最悪の事態」を考え、それに対して「どう行動するべきか」を考
え、想像することだと思います。
受験日本番、その「ラスボス」と戦うのはあなた一人です。
固く冷たい机の上で、あなた一人で誰の助けも借りず戦わなければなりません。
あなたはどれだけ「最悪の事態」を自分に対して想像できていますか?
どれだけ「見えない敵」に対しての戦い方を身につけられていますか?
今の状態で、あなた一人でどう戦えますか?
それが否ならば、どのようにして準備をしますか?
そして、どのようにして行動していきますか?