こんばんは。和歌山駅前高等部の久保です。
前回はAO入試全般についてお話しさせて頂きましたが、今回は私立大学のAO入試について簡単に説明させて頂きます。私立大学のAO入試は、夏休み期間からエントリーが始まる大学もありますが、一般的には9月以降に本格化してきます。また、年間を通じて入試を複数回実施する大学も少なくなく、3月まで募集が続くこともあります。
選抜方法はバラエティーに富んでいて、同じAO入試という名前でも大学によってかなり違いがあります。難関私立大学では、国公立大学と同様に1次で書類審査、2次で小論文と面接というパターンが多いのですが、プレゼンテーションやグループディスカッションなども加えられることがあり、時間をかけた選抜方法が採用されています。
出願要件、書類審査ともに厳しく、学力以外に特筆すべき能力が重視されるケースも多くあります。
一方、多くの私立大学で行われているのが対話型のAO入試です。エントリー後、事前面談なども含めて数度の面談を行い、学力というよりも、大学・学部への適性や学ぶ意欲が重視されます。
敷居は低いのですが、志願理由書や課題文などの準備作成を疎かにすることはできません。
AO入試は早くに合格が決まるので、早期に受験校を決定しなければなりません。かつ、その大学への入学意欲が選抜基準となっていますので、専願受験が大半です。よって安易な受験は禁物であり、自分の進路・適性をしっかりと考えた上で受験しなければ、後々後悔することになります。
駅前校からも複数名がAO入試を受験しますが、課題文の文章作成でまだまだ時間のかかる生徒が多いです。このあたりは、講師から添削を受けることで、比較的まともな形になってきます。