こんにちは。河西貴志高等部からです。
高校生も中学生に続き定期テストの時期に入りました。
今日は多くの高校でも採用されている黄チャート、その使い方の1つを挙げておきます。河西貴志高等部では大方の生徒が、受験勉強の最初のほうに黄チャートを使用しています。長年いろいろな素材を試してきましたが、これが一番失敗の少ない参考書かなという印象です。
数学の得意な生徒の中には、少しエレガンスに欠けるため、この手の参考書を好まないものもいるかもしれません。高等部講師でも数学が得意なものほどそういいますね。
しかしながら、網羅性と解法がオーソドックスという点で、この参考書に勝るものが中々みつからないというのが正直なところです。
1、基本例題
この本の売りなので、ペンとノートを用意してしっかりやり込みましょう。この基本例題を解答を隠して(何も参考にせず)全て見ただけで解けるようにすることで、受験の基礎学力が身についてきます。
ここが少しでも怪しいとセンター数学もかなり怪しいので、完全に理解しておくことが必要です。やる際は少なくとも10分程度考えて、全くできないなら解説をみてもかまわないでしょう。ただし、試行錯誤しないと記憶になかなか定着しないので注意することが必要です。(解説の行間が理解できない例題があれば塾で解決すること。)
あと、これに全く歯が立たないようであれば、基本事項を見たり、CHECK&CHECKを解いてみて確認することが必要です。数学がかなり得意で、見た瞬間に解き方がパッと浮かんで、なおかつそれで合っているならやらなくてもかまわないでしょう。
2、重要例題、補充例題
基本例題より少し難易度の高い問題が収録されており、冷静に状況を整理する必要がある問題群です。
基本例題の応用で解ける問題や、是非知っていて欲しい問題が多いので、初見で分からずとも解説をよく読んで身に付けておくことが大事です。ここを完全に習得するのが入試レベルの実践だといえるでしょう。
3、PRACTICE
例題の下についている問題です。分からなかった問題や、やや不安のある問題の類題を解きたい場合に活用できます。あとは計算問題で、私大やセンターの計算量を確保するのにも役立ちます。そういうときはここも解いておいてもよいでしょう。
4、EXERCISES
1,2が完璧になった後、余裕があればです。A問題は例題に類題が載っていることが多いのでそれを参考にして解いてみることを勧めます。B問題は発展問題で難関理系用。ただし、ここは他テキストで代替してもいいので無理にやる必要はないでしょう。
上記はあくまで一例です。高校生は、参考書も含め勉強方法について塾や先生のアドバイスを聞くことは大事です。その上で自分なりの頭で考えて、いろいろアレンジすることが必要でしょう。
本日は以上です。