教室ブログ

2016.05.22

「小満」

こんにちは!楠見校の鳥﨑です。

この時期どこも中間テストの真っ最中。皆さん出来栄えはいかがでしたか?思うような解答ができましたか?

もし、テストが返ってきて納得ががいかなかったり落ち込む前に、その答案を持って遠慮なく楠見校の門をたたいて下さい。待ってますよ!

さて、今のこの時期は、二十四節気の「小満(しょうまん)」の初候で、七十二候では「蚕起食桑」にあたります。気候も良くなり蛾の幼虫である蚕(かいこ)が元気よく桑を食べ始める時期、という事です。蚕が元気よく桑を食べてやがて繭をつくりそれが絹糸を生み出すのです。養蚕業は近代の日本産業発展の一翼を担い、古くは京都の太秦の地名で有名な渡来人秦氏に由来します。養蚕は元々は農家の副業的な扱いでしたが、貴重な農家の収入源なので、「おかいこさん」を大切にしてきました。京都の太秦には蚕の社という神社があり、蚕を神として祀っています。私も祖母の田舎に行った時「おかいこさん」の特別室に入った記憶があります。成長すれば単なる蛾と言えども、人間に夢と希望と富をもたらすと思えば、その辺にいる蛾にも少し愛情が湧いてくるような気が・・・?

 

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