こんばんは!Wam小松原校の北野です。
新年度が始まって10日ほど経ちましたが、生徒たちは新しいクラス、新しい学校などの環境に慣れるのに忙しい日々を送っています。
さて、今日はこの前自習に来ていた受験生との出来事を書きたいと思います。
この生徒A君は毎日自習に来てくれているのですが、問題集などで分からないところがあるとすぐに先生に質問してきます。A君は今まで塾に通ったことがなく、塾に通えば自分が分からないところを先生に聞けるので、勉強効率も良くなり成績が上がると考えたそうです。
確かに、自分で分からない部分を先生に質問すること自体は間違ってはいません。しかしながら、これに依存してしまうことの危険性をA君は分かっていませんでした。
勉強していてわからない部分が出てきたとき、自分で参考書を調べたり解説を読み込んだりという努力をあまりしないまま、A君は先生に質問することがほとんどでした。安易に質問して解説してもらい理解すれば、確かに満足感は得られます。しかし、自分で解決できるように行動した上で質問をしにくる方が、確実に印象に残ります。
私はA君に『問題をそのまま質問してくるのは1番ダメな勉強法、問題の中で分からない部分のみピンポイントで質問してくるのが普通の勉強法、問題の解き方で自分なりの解き方を提示できると最高の勉強法』と伝えました。これはあくまで個人的見解ですが、自分の脳を鍛える意識を常に持って取り組む重要性を彼に説きました。
勉強法は人それぞれで異なる部分はありますが、A君には自分で考え解決し、それでもどうにもならない問題を質問しにくる習慣をつけてほしいとも伝えました。明日以降、彼がこの言葉を意識して勉強してくれているかを見守っていこうと思います。