“I can let you have one of my arms for the night,” said the girl. She took off her right arm at the shoulder and, with her left hand, laid it on my knee.
「片腕を一晩お貸ししてもいいわ。と娘は言った。そして右腕を肩からはずすと、それを左手に持って私のひざに置いた。」(On Arms Yasunari Kawabata )
河西貴志校からです。
Wamのブログをみていますと少し具体性に欠け、説教くさい内容や言葉が散乱している印象を受けるときがあります。おそらくは自分に言い聞かせているのではないかと推測しているのですが。我々は釈迦やキリストではありませんから、なるべく生徒の行動を嘆かず笑わず嘲らず、理解しようと努めたいと思います。
さて、センター1日目が終了しました。本日は休みの予定だったのですが、大手予備校が公表する解答速報が気になり、さらにセンター非受験の高3生たちも自習に来そうな雰囲気でしたので、教室に向かいました。
河西貴志校からも10名がセンター試験に臨んでいますが、心配しているのは英数国での時間配分です。ここ最近の授業は時間を意識させて解かせてはいたものの、なかなか一朝一夕で時間感覚は身につくものではありません。学力の伸長途上にあり、丁寧にやる癖のある生徒にとっては、この3科の分量はなかなか辛いもので、特に英語で時間が足りなかったのではないかとの予感がします。
問題を簡単に紐解きますと、去年と比較して英文の難易度に差異はないと講評されてはいます。ただ、学力のまだまだ足りない生徒にとっては第2問の整序の一部と第3問の不要文選択で少し時間を取られたのではないかと思われます。
第2問の文法語法問題も、名詞+lyや used to や副詞節云々については事前に口すっぱくいったものの、併せ技になって迷ってしまったかもしれません。上記の英文にあるようなletの並び替えはさすがに皆出来たと思うのですが・・・。
国語は古文がセンターでは珍しい今昔物語で読みやすかったため、満点を取ってくるものが何人かいるかもしれません。現代文・漢文ともに例年並みの難易度でしたので、講評どおり少し易化したというのも頷けます。
明日は第2日目ですが、河西貴志校の生徒には全力を尽くしてほしいと思います。とにかくセンターで成功するパターンは、1日目の結果で一喜一憂することなく2日目で全力を尽くすこと、これなのですから。