こんにちは。
Wam日進校の上野山です。
十二月に入りました。
今日は、少し前のことにふれて書きたいと思います。
今年の選抜高校野球の決勝戦は、雪国同士の対戦となり、「西高東低」
の野球勢力図が一新されました。福井県勢の二強入りは三十七年ぶり。
北海道勢は五十二年ぶり。十二月から二月まで、敦賀気比高が土の上
で練習できたのは十日間ほど。東海大四高も、今年、初めてグラウンド
で練習したのは大会の十八日前。夏の大会に比べ、準備期間の短い春
は彼らに不利のはずだが、それを一切感じさせなかった。
室内練習で、できることは限られる。だが毎日同じことを繰り返すと、
自分の変化に敏感になれるという。東海大四高の監督は「昨日より成長
した自分に気づくことで練習へのモチベーションが生まれる。調子が
悪い時はその理由を考え、技術の向上に生かせる」と言う。
敦賀気比高も、実践練習ができないことをハンディにしない。
“ 逆に時間がある ” と、皆が一日千回以上の素振りをするという。
「ボールを投げたい、打ちたいという思いを我慢してやっている。
それだけでも精神力が鍛えられる」「雪でグラウンドが使えないことを
絶対に言い訳にしたくない」と監督は語る。
もうやれることはない
そう思った時からが本当の勝負。不利な環境でも、智慧と努力を積み重
ねることで、人は強くなる。
十二月に入り、受験ムードも日に日に増してきました。
それぞれの栄冠に向かって、最後まで智慧と努力を積み重ね、そして、
もうやれることはない
と言えるところまで頑張っていただきたい。