和歌山市梶取交差点の近くにあります個別指導Wam河北校の豊田です。
いきなりですが、日本の三大随筆とはなんでしょう?
はい、その通り。「枕草子」「方丈記」「徒然草」ですね。今回は吉田兼好の「徒然草」をピックアップさせて頂きます。「つれづれなるままに」から始まる随筆です。
この徒然草の150段目の文章は現代人をも勇気づける文章です。何より約700年も前に今の人々同様、悩んで、苦しんで、それでも前向きに生きてた人がいると知って勇気が湧いてきます。これは受験生にかかわらず、何かに一生懸命に打ち込んでる全ての人に読んでもらいたいです。
それでは、原文ではなく現代語訳にして記します。
『これから芸事を身につけようとする人はとかく「ヘタクソなうちは誰にも見せたくない。こっそり練習して、ある程度見られるようになってから披露するのがカッコいい」と言うものだけど、そういうことを言ってる人が最終的にモノになった例えはひとつもない。
まだ未熟でヘタクソな頃から、上手くてベテランな人たちに混ざって、バカにされて笑われて、それでも恥ずかしがらずに頑張ってれば、特別な才能がなくても上達できる。道を踏み外したり、我流に固執することもないだろう。
そのまま練習し続ければ、そういう態度をバカにしていて人を遥かに超えて、達人になっていく。人間的にも成長するし、周囲からの尊敬も得られる。
今は「天下に並ぶ者なし」と言われている人でも、最初は笑われ、けなされ、屈辱を味わった。それでもその人が正しく学び、その道を一歩一歩進み続けてきたおかげで、多くの人がその教えを授かることができるようになった。
どんな世界でも同じである。』
知らないのが恥ずかしいのではない、知ろうとしないのが恥ずかしい。学年、年齢、性別関係なく達人めざして頑張ろう!
それでは。
個別指導Wam河北校
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