個別指導Wam小宮町校の秋元です。
雨の日の鍾乳洞
通常授業、定例面談、テスト対策授業、学校ワーク完成講習など11月第一週目はかなりびっしりのスケジュールで過ぎていきました。その一つ一つを心からしっかりさせていただいたつもりです。土曜の夜11時を回った教室の外は雨。
「自然の多いところに行って来い」心の声が命じました。
翌日……
東京の西のはずれに、意外に大きな鍾乳洞があります。白い石灰岩むき出しの山のふもとにその入口はあります。通路は背が低く、アップ、ダウンのある順路。
途中に「水琴窟」があります。音1つしない静けさの中で耳を澄ましていると、「リン」「ティン」うまく表現できませんが、水滴が滴り落ちて作るかすかな音が、洞穴の中で共鳴してやさしい音を響かせます。無音の中だからこそ、自然が作り出す妙なる調べが胸にしみます。
地表で溶けた石灰が、地下の洞穴に浸みだし、つららのように垂れ下がる。地面に落ちた水滴がタケノコのように背を増していく、何百年、何千年後には両者は一つにつながるのでしょう。私たちの日常の時間の感覚とはまた違う時の流れ。
帰路、山々がすっかり紅葉して、美しい姿を見せてくれました。
また教室に戻りましょう。生徒たち、保護者のみなさんがいらっしゃいます。