先日、和歌山で国民体育大会(国体)が開催されました。
70回目の記念大会でしたが、やや盛り上げに欠けてしまったなというのが率直な感想です。
私が乗せてもらった年配のタクシーの運転手さんは、
「前回(1971年)の国体の時は、県民みんなで盛り上げたんやけどなあ~。今回の国体は各地域に分散してしまっているから、どこで何をやっているかわからへんわ。おまけにいろんなトコからシャトルバスが出てるから、私らをほとんど利用してもらわれへんかったよ。」
と嘆いてらっしゃいました。
私の個人的な意見としては、全国からたくさんの人がおいでになるのに“和歌山の良さ”をなぜもっとPRしないんだろう?といういうことでした。
世界遺産の「熊野三山」「高野山」があり、パンダの保有数が日本一の「アドベンチャー・ワールド」、白浜をはじめとする数々の温泉地、那智の大滝、近畿では有数の釣り場の数々、黒潮の恩恵の海の幸、梅干・みかん・白桃の果実…等々、脳裏をかすめたものだけあげても短時間でこれだけ出てきます。これらをもっともっとPRしただけでも、和歌山のイメージは変わってくるだろうし、「〇〇が良かったから、また和歌山に来てみよう。」というリピーターの方はきっと増えていただろうと思います。
「陸の孤島、和歌山」と呼ばれるほど、地の利で不利な我が故郷。県外からの方にはどう映ったのだろう?和歌山の活性化を図るには絶好の機会であったにもかかわらず、いつもとあまり変わらず過ぎていってしまった国体開催期間を少し寂しく感じます。
那高前校の受験生には勉強の好機を逃さぬよう、日々研磨させたいと考えています。
個別指導Wam 岩出那高前校
武 内