I could not believe that the world was any more complicated than a structure of building blocks, nor that the so‐called “social community,” which I must presently enter, could be more dazzling than the world of fairy tales. (Confessions of a Mask Yukio Mishima)
「私にはこの世界が積木の構築以上に複雑なものとは思えず、やがて私がそこへ行かねばならぬいわゆる社会が、お伽噺の世間以上に陸離たるものとは思えなかった。」
こんばんは。河西貴志高等部からです。
さて、新聞記事をみるまでもないのですが、和歌山県の人口は減少し続けています。現在の推計人口は96万5597人で、20年連続で減少しているようです。
市町村別では、岩出市等を除く28市町村で減少しており、和歌山市も例に漏れず減少の一途を辿っています。
少子高齢化も関係しているようですが、若者の県外への人口流出が主たる原因といえそうです。
そもそも大学進学を機会に、若い人は主に近畿圏の他府県に出て行って和歌山へ戻ってくることは少ないです。少し前のリクルート進学総研のデータですが、和歌山県の若者の大学残留率(高卒後の県内大学への進学率)は、全国最下位の11%弱で全国平均43%には遠く及んでいません。
学校そのものが極端に少ないのがその理由ですが、大学収容率は全国最下位です。大学の定数枠も1500人程度のようです。
ちなみに大学進学率は2009年度の43.6%をピークに減少傾向にあり、このことは進路面談などをしていても実感する次第です。
前置きが長くなりましたが、公募推薦入試を受験する生徒が今週からちらほら見受けられるようになってきました。一時のようにあれもこれも受験する生徒はいませんし、私立大志向の生徒は少なくなっています。
公募推薦入試は2科目や1科目などのライト級入試ばかりとはいえ、なかなか皆慎重であり、過去問演習に余念がありません。それで、河西貴志校でも過去問の解説を実施している最中であり、今月末までそれは続きそうです。
ああまたこの問題かと少し食傷気味になりつつも、こういう具合に個別に志望校対応できるところが個別指導のメリットの1つだと思います。
本日は以上です。