こんにちは。個別指導Wam小宮町校の秋元です。
どんな声かけをしますか?
昨日のことです。出勤で駅へ向かっていたとき、保育園児たちが二人組で道路を横断していました。手を挙げて、急ぎ足で。微笑ましい光景ですが、園児の一人が道路の真ん中で転んでしまいました。保母さんが近寄りながら、その園児に声をかけました。
「がんばれ!」
「大丈夫?」とか「どこか痛くした?」などではなかったのです。「大丈夫?」は質問、「どこか痛くした?」は保護やケアですよね。その子に何かしてあげることが前提、その子としては、「ここが痛い」と言えば、優しく慰めてもらえるわけです。
それに対して、「がんばれ!」は励ましです。自分で立ち上がるのが前提です。自立です。
ああ、たった一言にこんなにいろいろな意味が込められているなんて、あまり考えたことがなかった。
どちらが正しいというのではありません。ただ、いつも手助けを求めてばかりでは自立できません。逆に、手助けが必要なときに自助努力を強制されたら倒れてしまいます。
道路の真ん中で、一生懸命立ち上がった幼い園児は、ひとつ強くなったのかもしれません。
通りすがりのオバアサン二人組が、小声で「がんばって」と応援している姿にも人間の素晴らしさを感じました。
10月23日は、私にとって「がんばれ」記念日ということで。