教室ブログ

こんばんは。河西貴志高等部からです。

いま、高3受験生で進捗どおり進んでいる者には教学社の赤本をやらせています。志望校の出題傾向や難易度を実感してもらう意味でも、少し早めに取り組んでおくのが望ましいかと思います。

先週は関西大学の過去問をやってもらったのですが、ここは文系学部はご存知のとおり英語の配点がやけに高く、合否の基準も英語の出来にかかってきそうです。全体を通して、大問2,3の長文のボリュームが多いことで知られていますが、その手前にあるパラグラフ整序にてこずる生徒も多いのではないかと思われます。(去年もそうでした)

パラグラフ整序とは文章の論理展開に沿って、正しい順序でパラグラフを完成させるというものですが、1つ間違えるとその他も間違えてしまう危険があるため、なかなかやっかいです。加えて、関大合格者の半数以上が大問1で満点を取ってくるといわれているため、手を抜くことができません。

東京大学で出題されたような本格的なパラグラフ整序でもなく、かといって短文構成のものを並び替えるだけのものでもなく、対策用のテキストがなかなか見当たりません。
こういう傾向の問題には、やはり過去問を通して早いうちから習熟していくのが理想だとは思います。ただ、少しやりにくいようでしたら、かつてセンター試験で出題されていた文整序や、数は少ないですが他大学のもう少しやさしめの類似問題から取り組んでみるのもいいかと思います。

次回は、どこかの公募推薦入試の問題を取り上げてみる予定です。
本日は以上です。


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