こんにちは!
秋山校の高橋です。
ラグビーW杯が開幕しました。
ご存知の方も多いと思いますが、日本が南アフリカを34-32で下しました。
全スポーツの中でも本当に珍しい番狂わせです。
ラグビー経験者として、この試合の感動ポイントをお伝えします。
1. ラグビーは、実力差が反映されやすい
サッカーを例に取ってみましょう。
サッカーでは、対戦相手との間に明確に力の差がある場合、往々にして「弱者の戦術」ということをとります。
例えば、攻撃の選手は最小限にし、他の選手でゴール前を固めるなど。
そうすることで、勝てなくても「負けない」試合をすることができます。
しかしラグビーは、バスケやバレーと同様に体格差=実力差となることが多いです。
体格で劣る日本(他のアジア勢も)は、他地域のチームにとって良いカモとなっていました。
2. 相手が優勝候補
南アフリカは、W杯の優勝経験が2回で、W杯の対戦成績も大きく勝ち越しています。
対して日本は、W杯で勝ったのはたったの1回。
大舞台での戦い方、実績に大きく差があるのは歴然です。
そのため、試合後に「日本が奇跡的に大金星!」ということを言われても、ラグビーを知っている人間なら全く違和感を感じません。
3. 前半折り返し時点で10-12
下馬評では圧倒的に不利だった日本ですが、前半が終わったところで2点差となっていました。
トライで5点、ペナルティーゴールで3点入りますので、突き放されずについていけば逆転の可能性は大いにありました。
のちにこれが現実となります。
4. ラスト1プレーの選択
試合時間が終了間際になったとき、南アフリカがペナルティーを犯しました。
ボールが相手に渡った瞬間、もしくは日本がミスをした瞬間に試合は終了となる時間です。
その時のスコアは29-32。
日本の選択肢は2つありました。
ペナルティーキックで3点入れて引き分けで終わるか、
リスクを冒してトライを狙い逆転勝利をつかむか。
引き分けでも、日本と南アフリカとの実力を考えれば「よくやった」と褒めたたえられるでしょう。
しかし日本は、引き分けを選ばず、勝利か敗北かの賭けに出ました。
結果はご存知の通りです。
ホイッスルが鳴ったあと、勝ったはずの日本が号泣し、負けた南アフリカが呆然としていたことからも、この試合のすさまじさがわかるでしょう。
テニスでいうとフェデラーやジョコビッチに日本の高校生が勝つような、サッカーでいうとフェロー諸島がドイツに勝つような、世紀の番狂わせとなったわけです。
日本がなぜこの試合に勝つことができたか、どんな準備をしてきたのか。
細かい方法論は探せばいくらでも出てきますが、やはり
「大きく目標を定め」
「そこに向かってがむしゃらにがんばった」
ということでしょう。
これはスポーツに限らず、受験に限らず、人間として幸せに生きるために大切なことだと思います。
何かに向かってがむしゃらに愚直にひたむきに頑張っている人は、輝いて見えるものです。
Wamの教室にも、うらやましいほど輝いている人が何人もいます。
私たちは皆さんのコーチとして、努力が報われるように一緒に頑張っていきます。