こんにちは。個別指導Wam小宮町校の秋元です。
小さな花壇。花はあまり咲きませんでした。
芽が出て、双葉が出て、ついに小さな花が咲いたとき、あんなに喜んで、興奮して、これからどんどんかわいい花でおおわれていくのだろうな、と思っていた夏前の頃。
今思うとあのころが一番楽しかった。
夏の盛りに、一生懸命雑草を抜き、花の栄養が奪われないよう気を配って手入れをしました。
カンカン照りで土が乾いていないか確かめ、じょうろでアンプルの栄養剤を含んだ水をたっぷりあげました。
そして、8月も半ばも過ぎた頃、突然目の覚めるようなタンポポが一輪咲いたとき、とてつもないショックを受けたのを覚えています。
「雑草としてすべて抜いたと思っていたタンポポが、最高にきれいに、凛として咲いている」
小さな花壇の小さな花は、その後も時々忘れた頃、地味に咲いてくれています。ですが花でおおわれる花壇は幻に終わりました。
(意外なことに、雨上がりの葉上の露がキラキラ輝いていて、本当にキレイでした)
「だから、教室で植物や生き物を育てるのは難しいって」 そんな声が聞こえてきそうです。その通りでした。
でも、私は少し満足しています。暑い夏の一日の始まりに、ふと目を向けるものを持てたことを。
一輪の季節外れのタンポポが「いいではないか。」と言ってくれたのかもしれない。そう思うことにしました。
次は何を植えようか。こりずに考え始めている自分を、ちょっと「イイゾ」と思うのは自己満足でしょうか。パンジー、チューリップ、そうだ!コレオプシスはどうでしょうね?