こんにちは、楠根校の細川です。
前回、「勉強」って嫌な言葉ですね、という話をしました。
無理やりやるという意味が含まれているから、そう感じる面もあるのでしょうね。
じゃあ、教科書に書かれてあることを強制的に頭に詰め込むなんてことは、はなからやめた方がいいのでしょうか?
詰め込みほど味気ないことはないですよね。では、なんでいろいろ教科書には書かれてあるのですかね?
一度、どうしてなのか考えてみると、教科書に対する見方も変わってくるかもしれませんよ。
とはいっても、そんなこと一々考えている暇なんてありませんよね。
僕も考えるようになったのは、学生になって暇な時間ができた時でした。
そして、ふと思ったのです。
現生人類が誕生して数万年、有史以来4千年余、人類が孜々営々と築き上げてきた様々なものが、現代文明という形で結実しているということを。
そして、その過程を知り、積み重ねられてきた知識や経験を学ぶことが、現在を理解することであると同時に、未来を形作っていくことへの橋渡しになるのではないかと。
つまり、社会で学ぶ歴史だけが「歴史」というわけではなくて、数学も英語という言語も理科や家庭科やなにもかもが、教科書に書かれているその一行一行に歴史があるのだという考えに至ったわけです。
まあ、みなさんならふつうにそんなことはわかっているのでしょうが、僕はなかなかそういうことがわからずに、教科書を毛嫌いして無駄な時間を重ねてしまったわけです。
ところで、暇な時に考えたと先ほど言いましたが、スクールschool(学校)、スカラーscholar(学者)などを表す英語は、ラテン語のschola(学校)からきていて、そのラテン語schola(学校)は、ギリシア語のスコレーskhole(余暇、ひま)からできた言葉といわれています。暇こそ学問の母なんですね。
嫌な勉強なんかすっぱりやめて、学問をする。そのためには、暇をいっぱい作って・・・なんてことをススメたら、やっぱり君たちの親御さんに怒られてしまいますかね・・・。
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