和歌山市・宮前校、合田です。
つい先日、宮前校塾生の保護者の方と話す機会がありました。
「息子は、夏講、たくさん勉強し、とてもがんばっています。
ただ、勉強しながらふと、自分には力がついてきているのだろうか?
テキストもやり、様々なプリントもやり、いろんなことをいっぱいやっているけど、
実力が上がっているのだろうか?と、子供が不安に思うことがあるようです。」
と、いうお話でした。
脇目も振らずやり続けられる子供はいいのですが、
冷静に考える子ほど、「自分の実力」に不安を持つことがあります。
「自分の状態」を自分で客観視しようとする、
所謂「メタ認知」が機能している証拠ではあるのですが・・・・・・。
8/31に和歌山エリアでは、Wam 統一模試を実施します。
そこで、ある程度「自分の状態」をチェックできますが、それまで意欲をどう維持するか。
まわりの大人からの声かけが大事になってきます。
それは、家族であり、我々教室関係者の役割です。
「がんばれ、がんばれ」だけではどうにもならないことは自覚しなければなりません。
「ちょっと休憩するかい?」も必要かも知れません。
経験を語ってやることも必要かも知れません。
科学的に臨床心理を学び、それに基づいた対応も必要かもしれません。
悩み、不安に感じている生徒を目の前にして、どれだけ支えてやれるか。
我々の仕事は、とてつもなく大きいことを痛感します。
「自分の状態」を探ろう探ろうと、もがいている生徒のほうが
もしかしたら多いでしょうから。
明日からも、生徒の醸し出す雰囲気を敏感に感じとらなければ・・・・・・。