I lie down in bed and listen to Prince on my headphones, concentrating on this strangely unceasing music. The batteries run out in the middle of “Little Red Corvette”, the music disappearing as though it’s been swallowed up by quicksand. I yank off my headphones and listen. Silence, I discover, is something you can actually hear.(Kafka on the Shore Haruki Murakami )
「僕はベッドの上に横になって、ヘッドフォンでプリンスの音楽を聴く。その奇妙に切れ目のない音楽に意識を集中する。電池が”リトル・レッド・コーヴェット”の途中で切れる。音楽は流砂に呑みこまれるようにそのまま消えてしまう。ヘッドフォンをはずすと沈黙が聞こえる。沈黙は耳に聞こえるものなんだ。僕はそのことを知る。」
こんばんは。河西貴志高等部からです。高校生がテスト前に勉強にきているのは当たり前なのですが、隣室では中学2年生の男の子たちも自習にきていて、中々立派だと思いますね。
さて、今回は分詞構文の「付帯状況」について簡単に説明しましょう。
付帯状況を表す分詞構文はよく目にする形で、長文なんかでもよく出てきますよね。上の英文では、concentrating と disappearing が 「付帯状況」を表す分詞構文で、前の節(SV)と動作が連続しています。
ただし、disappearing の場合は、主語が前の節のthe batteries ではないので、the music を分詞の前に置いています。このように主節の主語と異なる場合は、分詞の前に意味上の主語を置かないといけません。
塾生の皆さんには自明の理ですね。
SV・・・, ~ing と見たら、
1、「・・・、そして~する」(連続)か
2、「~しながら・・・」(同時)
と意味をとればほとんどの場合意味がとれていきます。
1、My train starts at six, arriving in Chicago at ten.
「私の乗る列車は6時に出発して、10時にシカゴに着きます。」
2、The gloomy girls from nearby university would be there, crowding around to shower me with flowers and money.
「そこらの大学の女たちも金と花束を持ってぼくに押し寄せるだろう。」
分かりましたか。