こんにちは。西湊校 高等部の福井です。
今は私立の入試もひと段落して二次試験にむけて勉強に励んでいる人もいると思います。
自分を追い込み過ぎないように家族や友達とコミュニケーションを取りながら乗り越えてくださいね。
さて今回は記憶の種類についてお話していきますね。
まず人間の脳は大きく分けて2種類の記憶から成り立っています.しばらくすると忘れてしまう記憶「短期記憶」と,ほぼ永久的に覚えていられる記憶「長期記憶」です.
すべての記憶はいったん脳の奥の海馬という部位に保存されます.この状態を「短期記憶」と呼びます.海馬内で情報の取捨選択が行われ,これはずっと覚えておかなければならない記憶だと判断された記憶は大脳新皮質に送られます.大脳新皮質は、化学的・電気的刺激を伝達する約150億個もの神経細胞がニューロン(神経回路)とニューロンをつなげているシナプス(神経伝達)で成り立っています.私たちが記憶と呼ぶものはこのニューロンネットワークの情報伝達でつながれたものです.
勉強において「短期記憶」を「長期記憶」にすることができれば怖いもの無しになりますよね。そのためには繰り返し覚えることが大切です。そうすることで「短期記憶」が「長期記憶」になります。何度も何度も繰り返し覚えなければ海馬が大脳新皮質に送るという判断をしません。そのためみなさんも経験したことがあると思いますがテスト前の一夜づけではそのテストはなんとかなるけど、模試などでは出てこないという事態になってしまいます。それは「短期記憶」しかしていないためにすぐに忘れてしまうのです。
みなさんは「短期記憶」ではなく「長期記憶」するように同じ問題を繰り返し行うことをしてくださいね。
さて今回はここまで・・・
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