教室ブログ

2013.11.26

~記憶力の伸ばし方~

こんにちは。西湊校 教室長の松井です。

さて、今回は前回に引き続き ~記憶力の伸ばし方~ についてお話します。

【記憶力の伸ばし方 ②】

 前回からの引き続きです・・・

長い間、大脳の細胞(ニューロン)は、生まれてから死ぬまで減り続けると考えられてきました。しかし、大脳生理学の最近の研究で、一部の場所では細胞(ニューロン)が増えるということが分かってきました。その一つが、海馬に情報を送り込む部分にある丸い粒のような形をした顆粒細胞です。この顆粒細胞は次々に生まれてきますが、同時に次々に死んでゆくのです。生まれてから死ぬまで約3ヶ月しかありません。これは、私たちにとって恐ろしいことです。

海馬に情報をたくさん送り続け、たくさんの情報を記憶しようと努力すると、この顆粒細胞はどんどん増えてきます。しかし、記憶すべき情報を送らなければ、顆粒細胞は生まれてくる数より死滅する数の方が多くなって、どんどん少なくなってしまいます。記憶力の良い人はこの顆粒細胞が多いのです。

ですから、記憶力を良くするには、海馬に記憶すべき情報をたくさん送り続ければ良いのです。つまり、勉強を続ければ、記憶力は良くなるのです。記憶力の良い人は、今までたくさん勉強した人で、記憶力が悪いのは今まで勉強の時間が少なかったからです。ここで言う勉強というのは、なにも学校の勉強に限ったことではありません。どんなことでも構いません。新しい情報をどんどん吸収していれば、どんな情報でも良いのです。

情報は何でも良いのですが、その情報を記憶しようという意志がなければなりません。私たちは、町を歩いているだけでも無数の情報を得ています。歩いている人の姿や建物や看板など。でも、その中で私たちが覚えているものはほとんどないはずです。私たちは、情報が飛び込んでくるだけでは記憶できないのです。記憶しようという意志が働いて初めて、情報は海馬に送られ長期記憶に変換されるのです。ですから、覚えようという意志とともに情報が吸収されなければならないのです。それが、最もたくさんおこるのが勉強だと思います。

記憶力の良し悪しは、自分の責任です。勉強を続けて顆粒細胞を増やし、記憶力の良い頭を育てて下さい。

今回は、ここまで・・・少し難しかったかな・・

次回は“記憶力を高める学習法”を見ていくね。

色々な悩み、ご相談があれば、気軽にご連絡下さいね。
お待ちしております!!

がんばれ~~~~~!!

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