こんばんは。
夜も遅いですが、高3生の皆さんは引き続き勉強はしていると思います。
場合によっては入試も目前に迫り、焦燥感もあるでしょうが、このあたりで一度夏休み中にやった参考書や問題集を復習しておくのが好ましい。
(そもそも、この時期になっても学校で与えられたプリント+αしかないという人がいますが、書店で受験科目のド定番なものと塾の先生が薦めるテキストを揃えておくことです。受験をするのに道具に不案内であったり、なぜか吝嗇であるならば来年大変な付けを返されることになります。勿論、このあたりの参考書や問題集の情報を受験生にアップデートしていくことは、高等部の重要な仕事なのですが、進学校生徒でも意外とテキスト知識のない生徒や受験を経験しているはずなのに?な先生たちも多いのです。)
新たな単元をしてみたいとか最新のテキストをやりたいというのは人間の自然の欲望だとは思いますが、さほど時間の経過していない復習は大変効果的ですから、いまここでやっておくべきです。
さて前置きが長くなりました。別の校舎のブログでも書かれていたように、大学全入時代が到来し、高校生の誰もが大学生になれる時代になったというのは机上の理論でして、多少の皮肉交じりの楽観論です。
裏返していえば、医学部や一部の難関校以外は、社会から見た場合はこれまでのような価値がなくなってきているのです。高校生にとってはシビアな現実なのですが、単に大学に入学するのではなく、難関校に入学することが暗に要請されているといえるでしょう。
だから、10年以上前はどの生徒も相応に勉強していたのですが、今は一部の生徒は以前よりもますます勉強するようになり、それ以外の生徒は以前よりもますます勉強しなくなってきています。医学部を目指して中々のハードワークをこなす高12生と、中学生の延長みたいに定期テストレベルの勉強で受験をクリアーしようとする高3生を目の当たりにしているわけです。
またこれについては別の機会に触れましょう。