Beauty! I cannot bear the thought that a man of noble heart and lofty mind sets out with the ideal of the Madonna and ends with the ideal of Sodom. What’s still more awful is that the man with the ideal of Sodom in his soul does not renounce the ideal of the Madonna, and in the bottom of his heart he may still be on fire, sincerely on fire, with longing for the beautiful ideal, just as in the days of his youthful innocence.
(Dostoevski , The Brothers Karamazov )
「ああ美か!俺がおまけにがまんならないのは、美しい心と優れた理性をもった立派な人間が、聖母(マリア)の理想をもって踏み出しながら、悪行(ソドム)の理想をもって終わるってとこなんだな。それにもまして恐ろしいのは、悪行の理想を心に抱いている人間が、同時に聖母の理想を否定もせず、むしろ心はまるでうぶなガキの時代みたいに、聖母の理想に心から燃えているってことなんだ。」
こんばんは。楠見校からです。
あいかわらず夜遅いですね。
他教室では早くも受験対策に向けた中3特訓を開始しているようで、楠見教室も中3や高3を対象にした特訓講座を早いうちに開設したいとおもいます。
さて前回県内の進学率等について触れたんですが、少し興味深いデータをネットで発見しました。都道府県別の県内大学への進学率と流入率というもので、平成21年のものです。
それによると、和歌山県は前回話題にしたとおり県内大学への進学率は全国で最下位である一方、県外からの学生の流入率は12位(68%)と高いものになっていますね。和歌山大学の学生も県外出身者が多いのは実感として分かります。
大阪は府内への進学率は54%で7位、流入率は54.5%で26位です。京都は府内進学率は48.7%の10位で、流入率は77.8%と3位という順位になっていますね。
ちなみに、進学率とか流入率というのは下記のような具合です。
県内進学率=県内高卒者の大学進学者のうち県内大学入学者数/県内高卒者の大学進学者数
流入率=県内大学入学者のうち県外からの流入者数/県内大学入学者数
それで、県内進学率をx軸に、流入率をy軸にグラフで考えると(笑)、
(県内進学率が高い=地元からの吸収力が高い、流入率が高い=地元外からの吸収力が高い、ということです。で、第一象限が1、第2象限が3、第3象限が4、第4象限が2。)
1、地元からの吸収力が○で地元外からの吸収力も○なのは・・・京都、東京
2、地元からの吸収力が○で地元外からの吸収力が×なのは・・・北海道、愛知
3、地元からの吸収力が×で地元外からの吸収力が○なのは・・・滋賀、和歌山
4、地元からの吸収力が×で地元外からの吸収力も×なのは・・・静岡、長野
ここに少しマクロ経済な視点を導入すると(笑)、地元からの学生の吸収力が低く、地元外からの吸収力も低い都道府県は、仕送りという名のもとにお金が県外へ流出しているということです。
和歌山県は大学の地元外からの吸収力は高いのですが、そもそも学校の数自体が少ないので、生徒の流入数つまり県外からの仕送金の流入額はとても低いものになっています。
ちなみに短大の県内進学率と流入数はワーストワンです。これは学校がほぼないので当たり前でしょう。
和歌山県(平成21年度)
A:年間の県外への仕送金送付額335億
B:年間の県外からの仕送金受領額83億
C:県外への仕送金流出額 A‐B=253億
お金が毎年県外へドシドシ流れていっているのが分かるでしょう(笑)。
わが身を振り返っても、学生の頃は親や祖母や周りに無心することしか考えていませんでしたからね。
下らないことを長々書きましたが、今日はここまでです。
みなさん、それではGWを有意義に過ごしてくださいね。