What a dazzling thing it was, this scornful laughter! To me there was something brilliant ‐ brilliant like the light reflected from the clusters of leaves ‐about this cruel laughter of my classmates which was so characteristic of boys of their age. ( Yukio Mishima The Temple of the Golden Pavilion )
「嘲笑というものは何と眩しいものだろう。私には、同級の少年たちの、少年期特有の残酷な笑いが、光のはじける葉叢のように、燦然として見えるのである。」
こんにちは。楠見校スタッフです。
通勤でしばしば南海や阪急電車を利用するのですが、しばしば中学生の軍団に遭遇します。皆だいたいダサい格好をしていますね(笑)。
先日はゼッケンと体操服(?)みたいなのを着たのが大量に入ってきて、「ワァワァー、ヤァー」みたいな感じで、触れられて汚されるのも嫌だし(笑)、車両を変えようかなと思いつつも、ただ見ているだけで面白い年頃ではありますね。
中学生というのはもっとも思春期の名にふさわしい季節だと思います。色々不安定な時期であることは間違いないのですが、大学生や社会人にとっても、どちらかといえば恥ずかしい記憶しか残っていないんじゃないでしょうか。
人は小学校高学年くらいで一度かりの成熟は完成するらしいですね。しかし、性成熟の過程とともに、ひとたびの発達を強いられるといわれます。
この成熟の二節性については、精神科医H.S.サリヴァンの示唆がありますが、サリヴァンは11歳までの前思春期こそ、「心の平和を乱されない人間らしい生き方に」いちばん近づく時期といっています。
これは特に男は心当たりがあるとおもいますね。少年の輝ける黄金期というやつです。
それで、新たに強いられる発達との葛藤状況こそが、中学生特有の不安定の一因になっているそうですね。
そして、この時期に暗記を中心とした勉強や校則を始めとした道徳を強制するのも、それに対する一つの対処法なのかもしれませんね。
良いことなのか悪いことなのかまだ徹底的に議論はされてはいないようですが。
しかしながら、この時期に少し暴れていた(笑)お姉さんがたも、両親とまったく口を利かず自室に閉じこもっていた男の子たちも、立派な大人になっているので過大な心配や干渉は無用だと思いますね。
下らない話ですが、今日はここまでです。