For all that, it was a supreme delight I felt as I walked leaning on his arm. Perhaps because of my frail constitution, I usually felt a premonition of evil mixed in with every joy ; but on this occasion I felt nothing but the fierce, intense sensation of his arm : it seemed to be transmitted from his arm to mine and, once having gained entry, to spread out until it flooded my entire body. I felt that I should like to walk thus with him to the end of the earth. (Confessions of a Mask Yukio Mishima )
「しかし彼の腕に凭れて歩きながら、私の喜びは無上であった。ひ弱な生れつきのためかして、あらゆる喜びに不吉な予感のまじってくる私ではあったが、彼の腕のきつい・緊迫した感じは、私の腕から私の全身へめぐるように思われた。世界の果てまで、こうして歩いていきたいと私は思った。」 (三島由紀夫 「仮面の告白」より)
静かな一日でした。
楠見校スタッフです。
笑い声の絶えない一日もいいのですが、なんというか、先生の声と生徒のペン先の音しか聞こえない日も悪くはありません。何より、雑音のないところで没入することが勉強にはどうしても必要ですからね。
さて、小学生の教科書が新しくなりました。教科書革命と形容されるほどの全面改訂で、ゆとり教育の時期と比べ、全教科平均で1.4倍のページ数へと中々ボリュームのあるものになっております。
厚い教科書、学習単元の増量は大いに結構なのですが、今後どういうことになるのでしょう。
教育はいつも意図せざる結果を生み出しますからね。その弊害が指摘されるゆとり教育の結末も、当初の意図とはずい分違ったものだったでしょう。
卑近な例でいっても、荒れている中学校にいけば荒れた子になるわけではありませんからね(笑)。
何てない話ですが、今日は一日長かったのでこれくらいにしておきましょう。