Detectives always turn up without any warning. “Hello, I’m a police officer and I’m on my way to your house to arrest you, so please be sure to be there” ―that is something you’ll never hear. Anyone who’s had a visit from them has discovered an important fact about life: namely, that misery grows up all by itself, in a hidden place, without your even being aware of it, and then one day, suddenly, it knocks on your door. Happiness is just the opposite. Happiness is a cute little flower on your veranda, or a baby canary. You can see it growing, little by little, right before your eyes.
『刑事はいつも突然にやって来る。
「私は刑事です、いまからあなたを逮捕に行きますので、必ず家にいて下さい、では、よろしく」などとは絶対に言わない。刑事来訪の経験を持つ人間は、人生の重要な部分に気付くことになる。すなわち、不幸は、自分が知らない間に、知らない場所で、勝手に育っていって、ある日突然、目の前に現れるという、重要な事実に、である。幸福は、逆だ。幸福はベランダにある小さなかわいらしい花の苗だ。あるいは番いのカナリアのひなだ。目に見えて、少しずつ少しずつ成長する。」 』
こんばんは。更新が滞っていました。
楠見校スタッフBです。村上龍の「69」からの引用です。
高校3年生のいまくらいの時期に読んで、当時は元気になったものです。
ちなみに、読み方は「シックスナイン」ではなくて「シクスティナイン」ですからね。
入試、とりわけ大学入試ですね。今週が関西の有名私立大学の前期日程のピークでしたから、来週くらいに次々に発表になる予定です。少子化や不況で受験生の数は減っているとはいえ、一般入試に関していえば相応の学力は必要だし倍率もなかなか高く、以前と同様に狭き門ではあります。
楠見校は、Wam全教室の中でも高校生、とりわけ高3生の数が断トツに多いですからね。推薦組は無事終了しまして皆合格を果たしたのですが、一般入試組は国公立入試を目前に控え予断を許さない状況であります。
あらかじめ、ここに記しておきますが、もし第一志望に合格を果たせなかったとしても必要以上に嘆いたり、ルサンチマンを溜め込んで過激思想に走ったり(笑)してはいけません。学力という能力の一部が少し足りなかっただけですからね。
断念の術さえ心得ればそれなりに第二、第三志望でも満足感は得られます。あと若いころの失敗はどうにでも修正は効きますからね。
かくいう僕自身も恥ずかしいながら、中学も高校も大学も何もかも第二、第三志望ですからね。当時は虚無感みたいなものに囚われて「俺はそういう運命なのか」(笑)と思いましたけど、今はすっかり忘れていますね。
では明後日の中3特訓で再びお会いしましょう。
久々に実況中継でもしましょうか。